【複利の効果】少額しかなくても一刻も早く投資を始めた方が良い理由!

投資は早く始める方が良いって聞くけど、なかなか腰が上がらない…

今回はそんな方のやる気を後押しします!

投資は早く始める方が有利とよく言いますが、それには数字にも表れる明確な理由があります。

今回はその理由を解説していきます!

もくじ

ジャックとジルのお話

あるところに弟のジャックと姉のジルという姉弟がいました。

弟のジャックは18歳から8年間、50万円ずつ投資をしました。
投資の総額は8年間×50万円で400万円です。
そのあとは追加で投資はせず、ひたすら放置します。

一方、姉のジルは26歳から40年間、50万円ずつ投資しました。
投資の総額は40年間×50万円で2,000万円です。

投資対象はどちらも同じS&P500に投資していたとして、年平均リターンを10%とします。

S&P500という投資商品は実際に1991年~2021年までの30年間、年利9.35%なので現実的な数字です!

さて、ここで問題です。65歳時点での総資産が多いのはどちらでしょうか。

正解は弟のジャックです。

  • ジャックの資産は2億5878万
  • ジルの資産は2億2129万

となり、ジャック(総投資400万円)のほうがジル(総投資2,000万円)より3,749万円多くなります。

投資元本は1600万ジャックのほうが少ないのに、8年早く投資を始めただけで、その後から投資を続けても追いつけない結果になります。

これが複利の力です。

単利と複利

利子の種類には単利と複利があり、それぞれ利子のつき方が異なります。

単利とは

単利の場合は、元金にのみ利子がつきます。

100万円を年利10%で運用すると、利子は、

1年目は10万円2年目も10万円、3年目も10万円…

と、利子自体の額は変わりません。

複利とは

単利とは反対に、複利とは元金だけでなく、利子にも次期の利子がつきます。

そのため利子が次第に増加していき、雪だるま式に利子の額が増えてききます。

複利イメージ図

同じく100万円を年利10%で運用すると、

1年目は10万円2年目は11万円、3年目は12.1万円

…と、利子がかかる額が増えるため、利子の額も次第に増えていきます。

投資を早く始めた方が良い理由

複利は長期間になるほど効果が大きくなります。

例えば、毎月5万円を、年利5%で5年間投資を続けた場合

短期の資産運用シュミレーション図

図の様に最終評価益は340万円になります。

元本は300万円(5万円×12ヶ月×5年)のため、利益は40万円です。

次に、同じ条件で30年間投資を続けた場合

長期の資産運用シュミレーション図

図の様になり最終評価益は4093万円です。

元本は1800万円(5万円×12ヶ月×30年間)のため、利益は2293万円です。

投資30年目では、利子の額が元本を上回る結果になりました。

複利の場合の利子の増え方

投資を5年間続けた場合の利益は40万円、

30年間続けた場合の利益は2293万円となり、

投資期間は6倍なのに利益は約57倍になります。

これが複利の力であり、投資を少しでも早く始めて投資期間を長くした方が良い理由です。

まとめ

今回は複利について解説しながら、投資を早く始めた方が良い理由を解説しました。

「複利とは人類最大の発明」と、アインシュタインが言う程大きなものです。

複利は期間が長いほど効果を発揮するため、その恩恵を最大限受けるために、少しでも早く投資を始める事が重要です。

膨大な資金がなくても、毎月少額ずつコツコツ投資を続けて、将来資産が大きくなる事を目指しましょう。

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