
仮想通貨取引を始めたけど、値動きも激しいし、頻繁に売買するのは疲れたな…
今回はこんな悩みを解決!
仮想通貨を長期保有することによるメリットやデメリットを解説していきます。
また、長期保有時はレンディングを行うと、利子が受け取れるのでさらにおすすめです。
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長期保有のメリット
仮想通貨を長期保有するメリットには
- 値動きを気にしなくてすむ
- 大きなリターンが期待できる
- 手数料等のコストを抑えられる
等があります。1つずつ見ていきましょう。
値動きを気にしなくてすむ
仮想通貨は株などに比べて、価格の変動が激しいです。
そのため、短期で投資をする場合は常にチャートを監視し、売買が必要になります。
また、万が一価格が大きく下落した場合は、精神的にも余裕がなくなってしまいます。
しかし長期保有であれば、値動きを見る必要がなく、数年以上放置しているだけで十分です。
相場を見ずにドルコスト平均法で積み立てれば、値動きのリスクを抑えながら精神的に楽に投資ができます。
大きなリターンが期待できる


こちらはイーサリアム(ETH)の現在までの価格チャートです。
例えば、2020年初めのイーサリアムの価格は約15000円でした。
しかし、2020年後半に一気に上昇し、2021年のピークでは、1ETH=約55万円まで急騰しました。
もし、2020年初めの15,000前後で1ETHを購入し、そのまま売らずに保有を続けていれば、2年弱で50万円以上の利益を得ていたことになります。
このように、短期で売買するのではなく長期で保有をすることで、大きなリターンを得られる可能性があります。
手数料等のコストを抑えられる
長期保有では、短期での売買を繰り返すより手数料等のコストを抑える事ができます。
仮想通貨の取引で手数料が発生するのは、仮想通貨の売買や送金、日本円で口座から出金するときなどです。
長期保有の場合、短期売買に比べ取引回数が圧倒的に少なく、日本円として出金する機会も少なくなります。
そのため、長期保有をする事で手数料などのコストを抑えることができます。
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長期保有のデメリット
一方、デメリットとしては、
- 価格が急落する可能性がある
- ハッキングされる可能性がある
が挙げられます。順に解説していきます。
価格が急落する可能性がある


前述したように、仮想通貨は値動きが激しいです。
画像は先程と同じ、イーサリアム(ETH)の現在までの価格チャートです。
イーサリアムは2021年11月に最高値の約55万円をつけました。
しかしその後急落し、2022年6月には約12万円と7ヶ月間で約80%も値下がりをしてしまいました。
仮想通貨は値動きが激しいため、このような急落を目の当たりにしてしまうかもしれません。
ハッキングされる可能性がある
仮想通貨はオンライン上で管理されるため、ハッキングにあう可能性があります。
日本国内の仮想通貨取引所においても、外部からハッキングを受け資産を奪われる事件が複数回起きています。
発生日 | 事例 | 被害額(当時レート) |
---|---|---|
2014年2月 | マウントゴックス | 約490億円 |
2018年1月 | Coincheck | 約580億円 |
2018年9月 | Zaif | 約67億円 |
2019年7月 | BIT POINT | 約35億円 |
2021年8月 | Liquid | 約69億円 |
ユーザーの資産はコールドウォレットでの分別により守られたものや、日本円や仮想通貨で補償されているものもありますが、今後も全てが補償されるとは限りません。
ハッキングの可能性は仮想通貨において重大な問題です。
長期保有に向いている人
長期保有に向いている人はどんな人か、
- チャート分析など取引に時間をかけたくない人
- 仮想通貨を積み立てたい人
2つのパターンを紹介していきます。
チャート分析など取引に時間をかけたくない人
テクニカル指標等を使いチャート分析をしたりと、取引に時間をかけたくない人には長期保有が向いています。
仮想通貨は値動きが激しいため、短期間で利益を出すには、頻繁に相場を見て売買のタイミングを図る必要があります。
しかし長期保有であれば、一度仮想通貨を購入すれば、その後ほったらかしにできるため、頻繁に価格をチェックする必要もチャートの分析も必要なく、取引に時間がとられません。
そのため、頻繁に価格をチェックしたり、チャートの分析をするのが大変だと感じる人には長期保有がおすすめです。
仮想通貨を積み立てたい人
積み立て投資のメリットは、購入のタイミングを考なくて済む事で、積み立てた仮想通貨を長期保有する事になります。
少額ずつ積み立てた仮想通貨が時間とともに値上がりすることで、価格変動のリスクを抑えながら、大きな利益を狙う事ができます。
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長期保有の際の注意点
最後に注意点を見ていきましょう。
注意点としては主に、
- 狼狽売りをしない
- 余剰資金で投資をする
- 安全性が高い仮想通貨取引所を選ぶ
- 税金の知識を身につける
があります。順番に見ていきましょう。
狼狽売りをしない
狼狽売りを繰り返すと、損失が広がる可能性があります。
仮想通貨は値動きが激しいため、1日で10%下がる事もよくあります。
激しい上下を繰り返しながら高値を更新してきましたが、仮想通貨初心者は急な下落に耐えきれず、狼狽売りしてしまうことが多いです。
その後、高騰したのを見て高値掴み、下がって狼狽売りを繰り返してしまうと損失ばかりが広がってしまいます。
長期保有を決めたら、ある程度の下落は耐えられるようにしましょう。
余剰資金で投資をする
長期保有は生活防衛資金を除いた、余剰資金で行うようにしましょう。
仮想通貨を長期保有するということは、長期間資金が拘束されることを意味します。
それは、仮想通貨を長期保有している間は他の用途で資金を使えないということです。
そのため、当面の生活費や近いうちに必要となるお金、緊急時の備えなどは投資として使うべきではありません。
資金が必要になった時、仮想通貨の価格が上昇していればよいのですが、買ったときよりも下落している可能性もあるからです。
長期保有するための仮想通貨は余剰資金で購入するようにしましょう。
安全性が高い仮想通貨取引所を選ぶ
先程も解説した通り、仮想通貨取引所がハッキングにあった事例もいくつもあります。
仮想通貨取引所がハッキングされてしまうと、長期保有している仮想通貨が奪われてしまうかもしれません。
そうならないためにも、セキュリティ面はよく確認し、安全性の高い仮想通貨取引所を選ぶようにしましょう。
税金の知識を身につける
仮想通貨で利益を得た場合も課税対象になりますが、税金の仕組みが少し複雑です。
課税されるタイミングは主に、
- 仮想通貨を売却したとき
- 仮想通貨を他の仮想通貨と交換したとき
- 仮想通貨で何か商品やサービスを入手したとき
- マイニングなどで利益を得たとき
です。納税分は現金で分けておかないと、いざ確定申告となった時に大変な事になるので、余裕を持って調べておきましょう。
まとめ
今回は仮想通貨を長期保有することについてまとめました。
長期保有をする事で、手数料を抑えることがてきたり、値動きに一喜一憂しなくて済みます。
しかし、値動きが激しいため、簡単に狼狽売りをせず、余剰資金で行う事が大切です。
また、ハッキングにのターゲットになりやすいため、資産の管理等に気をつけ、税金の知識も身につけておきましょう。
さらに、長期保有している期間でレンディングを行う事で利子がもらえるため、レンディングは長期保有と相性の良い運用方法になります。

